自分の意志には頑固です
とあるレコード会社のプロデューサーさんとお話しをしたことがあるのですが、作品が面白いと感じてヒットさせるためには当然“仕掛ける”わけです。
それぞれのCDショップに営業さんが足を運んで、ピックアップのためのポップを設置させてもらえるように交渉して、平置きで目立たせるため場所の交渉もして、近いうちに発売されるCDのジャケットの傾向から、どんな配色なら目立つか？どんなデザインなら聴いてもらえるか？その曲を好む層に効率良く宣伝するためには、どこで配信、宣伝をしてゆくか？発売日に他社から発売されるCDに埋もれてしまわないか？埋もれるなら発売日をずらすべきか？本当にいろいろな専門家たちが戦略を練りにねって差し込んでゆくわけです。
努力の成果が出て、実際にヒットしたときにCDショップにいったりネットの意見を見たりすると
「なんで、こんなレベルの曲がヒットするんだよ！」
なんて冷たい意見もあったりするそうですが、でも違うんですよね
“ヒットした”ではなくて“ヒットさせた！”って事だと思います。
私も事業をしてゆくからにはクリエイターというだけで収まるつもりはありません。自分の売り込みもそうですが、協力してくれるスタッフも売り込んでゆくつもりですし、そのために経験を積んで勉強もしてゆきます。
作曲家になるために鍛錬していた時期に
「将来は会社を建てたい」
と話したら
「おまえは経営者になるつもりか？作曲家じゃないのか？」
と突っ込まれて、何も言えず、自分の意志に迷った時期がありました。
でも、今なら答えられます
「私はクリエイターとしての経験を活かした音楽ビジネスのプロになりたい」
欲張りですかね？
たった1度の人生ですから！夢はでっかくてもいいじゃないですか！
私は何があっても絶対に諦めない。