つくしろ Tsukushiro

作曲家・月村しぐれのウェブサイト

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バランス

私は音の積みなどにかんしても、やはり所謂コード理論という方面での考え方が主軸でして、もちろん対位法なども勉強はしてきましたが、厳格に華麗対位法など学んでおられる人には到底敵いません。

私は音楽理論は基本的には好きなのですが、音楽家と話す時とかの共通言語として使う時や、込み入った話しなどにならないと、あんまり小難しい理論の話しはしません。
理由としては割と単純で、結局音楽って自由なんだと考えているからですね。
ただし、自由とデタラメは違うと思ってます。
自由とデタラメを履き違えるようなマネだけはしたくありません。
そうなると、結局勉強と経験をしてゆかないとならないんですよね。

いろんな音楽を聴いて、演奏してみて、勉強してみて、相反する考え方などもでてきたりします。そういったものを時代背景や思想、音楽そのものの ジャンルなどを考えながら自分なりの答えをみつけて、その考えがアリなのか?ナシだとしても通用しないのか?などなど、試行錯誤の結果、自分の作曲という のが成長してゆくと思います。
こればかりは、長い年月をかけて培ってゆくしかありません。

だから、自分を信じる力と、自分を疑う力の双方のバランスが大切だと思います。
プラス思考だけでもマイナス思考だけでも、いい結果はなかなかだせません。
もともと人間はプラス思考かマイナス思考どちらかに偏っていると思います。
それを、じょじょにバランスのいいポジションによせてゆく。
スタート地点がプラスだろうがマイナスだろうが、結局やるべきことは一緒でプラス思考もマイナス思考も一長一短ですので、どちらにも優劣は無いと私は考えております。

物事はバランスが大切だと思います。

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